Tour Report!


かれいどすこーぷ @ 釧路ジスイズ

「おとといの夕食とか、、、、なかなか意外と思い出せないもんだよね」
ライブのMCの中でなぜかこんな会話をしていると、客席から、
「クジラカレーかなあ、、、、、」
という声がしたり、かなりピキーンとダイレクトに会話が全体で成立する不思議空間、
釧路ジスイズには、東北を終え北海道を東奔中、とうとう北海道にも雨と強風がやっ
てくる中、恋問海岸あたりで腹ごしらえをして、3年振り、「かれいどすこーぷ」と
しては初めて乗り込んだ。 って、、、、、クジラカレー!?!んなもんあんのか?
(後に、意外とレトルトだったと判明)

 釧路ジスイズは、個人的には3年振りで、ちょっと雰囲気を忘れていたが、若いお
客さん達がすごいパワーを発揮するところで、相乗効果でこちらもノリノリで演奏。
楽器をやる人も、やらない人も、感覚でピキーンとくる完全右脳系の人たちの間で異
次元空間は拡がる。もうわざわざそんなにアリモノなんてやらずに、、、、、、。

 打ち上げには、釧路のちぢれ細麺のラーメンなど中華系。松井はラーメンは年3回
なのだが、そのうちの一回をここで、、、、、。



  かれいどすこーぷ @ 札幌くう

かれいどすこーぷとしても3年連続のお馴染み札幌「くう」は、半地下っぽくなって
いて外からガラス越しに不思議に見える、機材も充実したライブハウス的空間。マス
ターの思い入れでなんと、東京のライブハウスと殆ど変わらない布陣で連日連夜ジャ
ズを中心にやっているところである。スケジュール見ると、ん?ここどこ?東京?と
いう感じだ。もしくは考えようによっては、旅芸人系ジャズマンって結構多いのかも
しれない。

もうお馴染みだけあって、お客さんの中にかなり知っている顔ぶれが。それだけに、
もうMCにもかなりマニアックな突っ込みも多く、友達の間でライブをやってるような、
リラックス「くう」間。


  

  かれいどすこーぷ @ 美唄ホテルスエヒロ

美唄は炭坑の町だったらしいが、今や、札幌と旭川の間の12号線沿いに見られるあ
る種特有の雰囲気を持った町のひとつで、道路や側道のスペーシングにほっとする感
じがなぜかある。そして、町並みにはなんだか懐かしい雰囲気があり、とにかく、自
然の中でなく明らかに町中だが、心の落ち着く場所である。

 その中で、ホテルスエヒロもなかなかにいい味を出していて、なぜかロシアを想い
おこさせるものがある。ここでは、かなりわかり易いプログラムで対応。

ホテルスエヒロでの石狩鍋や海鮮の打ち上げのあと、去年よれなかった、PAをやって
いただいた三枝さんのお店に乱入、フォークのセッションをやっていたところに行っ
て、それが終わるや否や、ドラムを叩いたり、そこに来てた人のSadowskiのギターを
弾いたり、そこに右半身が麻痺しているギターの人がきてAll the Things You Areな
どをセッションするが、もうそれが絶品。左手だけでもタッピングで珠玉のジャズギ
ターが弾けるということを証明した彼、今度美唄にくる時はライブに呼びたい。



  かれいどすこーぷ @ 函館Jazz Bar Leaf

世界3大夜景で知られる夜景の街函館は、ツアーで毎年通っていながらも、いっつも
素通りしていたものだ。

「すいません、ちょっと、意外と美唄からの時間が読めなくて、今、まだ函館まで4
0キロぐらいです」
「う〜ん、それだと、森ぐらいかなあ。あと1時間ぐらいですよ」

北海道はかなり広い。なめてかかると大変なことになるような距離があるので、何度
も通ってる道でもついつい計算を間違えてしまう。この、函館の日も、美唄からの移
動が意外に時間かかり、初めての場所なのにかなり遅刻しての到着となってしまった。

サウンドチェック後、ホテルに荷物を持ち込み、さあ、もう本番、、、、、とLeafへ
歩き出すと、、、、、、、。なんだか随分と寂しい通りに出てしまい、さすがにこれ
は違うだろう、ともう一本違う道を行くと、これまた非常に真っ暗で寂しい道だ。と
ても函館の五稜郭とは思えない。が、もどるよりはいいかと、その道を行くと、ゆく
ては球場のような大きなビルに遮られる。その脇に球場を通り抜けられそうな道を、
Leafからは更にそれる方向に発見。それるが、もうこっから抜けるしかない、とばか
りに突き進むと、抜けるには抜けられるが、かなり先は長く、街の明かりからは遠の
いてさえいるようだ。その後、かなりの遠回りをして、Leafに到着。全力は尽したが
もう開演時間がとうに過ぎている。ふうぅーっ。

かなり波瀾含みで始まったこの日のライブだが、釧路の時と同じようなタイプの完全
右脳系で、Ju-la-pi-lu-ka-cha-diを一回目からばしばし歌ってしまうような強力な
お客さんのパワーと、めちゃめちゃ気合い入ったマスターによって熱の入った演奏。
ツアー有終の美に相応しい日となった。

打ち上げはその場にて、さんざ飲んだくれたあと、松井とタメ年ということで盛り上
がってもうダチ感覚になったマスターは、
「HP見てるからな〜。来年、北海道きて函館飛ばしたら、海にしずめるぞ〜!」と。


「海の見えるカフェ」「珈琲神社」「Cafe G」「Ginger」の謎

カリカリコーヒーだとか、わけのわからんメニューといい、一個一個全てばらばらな
椅子やテーブルといい、窓の外に見える海の風景といい、、、、、そして、ここのわ
けのわからんマスターといい、なんだか妙に気に行って、気仙沼に向かう途中では必
ず訪れているこのお気に入りのカフェにて、海を眺めながらサラダとコーヒーでしば
し寛ぐ。もう、今日の目的地である気仙沼ヴァンガードまでは近い。

4年連続で訪れているこのカフェ、今年は初めて晴れた日にあたり、しかも初めてか
なり混んでいたので、全然話しそびれていたマスターに帰り際に話しかけた。
「どうも〜」
「あ、あの、いつも北海道ツアーに行く人ですね?」
「はい、そうです。今日は気仙沼でやるんですよ。」
「え、気仙沼で?ああ〜っ、今日はこのコンサートに気仙沼に行くんですよ〜」
別のライブのチラシを見せてくれながら、
「何時からやるんですか?」
「いや〜、このライブと同じぐらいの夜の時間帯ですねえ。」
「あ〜、、、、残念(奥さんに向かって)、、、どっちかがどっちか行こうか?
ってそういう問題じゃないか?う〜ん、是非、来年はここでもやっていってください」
「ああ、いいですね。ここ気に入ってますから。」

「それにしても、ここの名前、なんてえんですか?」
「Cafe Gです」と奥さんが名刺がなくてあたふたした後に、ちょっとした宣伝の紙を
ほじくり出してきて言った。
「でも、『コーヒー神社』って書いてあったり、『海の見えるカフェ』って外には書
いてあるし、わけわかんないですよね。」
と言ってやると、マスターが恥ずかしそうに、
「いや、ほ、ほんとはやっぱりこれなんです」店内の何ケ所かに目立たないように貼っ
てある「珈琲神社」と書いた紙の看板のうちのひとつを指さしながら言う。なんとも
紛らわしいもんだ。マスターは続けた、
「いや、ほんとは珈琲神社にしたいんだけど、なんか、宗教とかで、白装束とか一時
期あったりいろいろと怪しい感じだから、結局なんかねえ、Gingerって呼んでた時も
あったりしたんだけど、、、、、はは。」
「たははは、すごい紛らわしいけど、、、、、、なんかわかるような気が、、、、」
と、自分の曲も名前が先にぽんぽん出てきちゃって困ったり、一つの曲に一つ以上名
前がついちゃって困ったりする自分を想い出しながら言って、今年はその場を後にし
た。とうとう、5回目にここに来るのはライブでくるようになりそうだ。勝手に行き
つけている絶景カフェなんかで結局ライブをやるといういいかげんなブッキングが一
番面白いもんだ。

さて、今年の北方「かれいどすこーぷ」ツアーも、やはり例年通り気仙沼のヴァンガー
ドを皮きりに滑り出す。ここのマスターの昆野さんもかなり気合いの入った昔ながら
のジャズ屋さんで、「演りたいことをなんでも演ってください」というタイプの人で、
なぜか、「東京に戻られたら、『気仙沼のヴァンガードはほんとに最悪のところだっ
た』と言ってください」と、初めてライブ演った日の打ち上げで言われているので、、
、、、、も〜う最悪のところなんです。

今回はヴァンガードに着くなり、
「まず最初にひとつ単純に言っておかないとならないことがあります」
と、意味深な感じでボーカルの前田にマスターは言う。
「もう今年はホヤはありません」
前田祐希と言えば、気仙沼にきているミュージシャンの中でも屈指のホヤ好きである。

「何やってもいい」と言われていても一般のお客さんも結構いるので、ちょっと遠慮
して、かれいどすこーぷに特有の結構分りやすいボサノバなんかもプログラムに組ん
だものの、Bumpy Vamp、Tension City,そして、Joy Springなどのオセオセな曲や、
Bird's Eye ProspectssなんかのようなFjord Sound系の曲、そして、クラシックまで
を含むかなりマルチジャンルな、かれいどすこーぷの「万華鏡性」を如何なく発揮す
る夜になった。それでもやっぱり最近のかれいどすこーぷのテーマ曲的になってい
るJu-la-pi-lu-ka-cha-diなんかでお客さんにも参加してもらってコミュニケーショ
ンはとりつつヴァンガードの暖かい空気の中で時は過ぎた。

ホヤは苦手なので、逆に自分は助かったが、相変わらずヴァンガードの打ち上げは海
鮮三昧で、今年はサンマの刺身がかなり出ていた。サンマを刺身で食ったことがない
松井としては、半信半疑で食してみると、これがなんとも美味い!一通りの一般的な
握り鮨にプラスして旬のサンマとカツオで、結局明け方まで宴会は続いた。さんざん
飲んだあげくに、昆野さん曰く、
「来年は松井さんのドラムが聴きたいですね。ドラムも用意しておきますんで、あと、
ベースアンプも。あと、ドラムとボーカルのデュオってのも面白いですよね。」
と、かなりぶっとんだこと言ってくれる。これこそ、もはやお客さんのことなんか心
配しないで、実験的なことやれ、というなんとも頼もしいお言葉で、来年はまだホヤ
が食べられる時期に演るということになった。マスターは最後に、おそらくホヤ好き
前田にむかって締めくくった。
「動機は不純でいいんです」


〜かれいどすこーぷツアー2006 中部関西中国編〜



今度のかれいどすこーぷで早くも50枚目のリリースと、沢山のジャズのCDを出して
いる「おーらいレコード」の社長、清水紹音(音を紹介するの意)は、ある時、うち
のスクール、ミュージッククリニックJJにて打ち合わせ中に、突如どこかに電話をか
けた。
「あ、、はい、、、かれいどすこーぷなんですが、、、、、歌の人が歌を歌ってギター
の人がギター弾いて(って当たり前じゃん〜っ)、美味しいお酒を飲んで、寝るとい
うので、どうでしょうね。あ、、、OKですか?、、、、、、、、、、、、、、はい、
それでは、6月の1日に、、、、、。」
だいたいこんな調子でツアーのブッキングをしているのだ。いわゆるギョーカイを嫌
い、業界ずれどころか全くそういうところで足を踏み入れずに、今どきこれだけアナ
ログな感覚で「ゆびきりげんまん」みたいなことで成り立ってるレコード会社?はこ
こをおいて他にあるだろうかぁぁぁっ! いや、、、、ないっ!」

これが、今回のかれいどすこーぷのアルバム、「Kaleidocscope」を、今や、自分
のCPJ Mujik内にもFjord Soundレーベルがあるのに、是非、おーらいから出したいと
言った理由のひとつ目であった。

そして、もうひとつの理由は、清水紹音の組むツアーの行き先がとんでもなく山奥だっ
たり、お寺だったり、個人宅だったり、ギャラリーだったり、あくまでもライブハウ
スでの演奏は避けるという奇想天外なツアーがなんともエコ(いや、ある意味ほんと
エコロジカル)なのが魅力なのである。

ツアー中のオフ日の設定も、

前田祐希「1週間以上になるときは一日休みをいれないと歌はきついですねえ」
清水紹音「じゃあ、福山の次の日はもすけさんとこでオフにしましょう」

って、もすけさんって言っても松井も前田も知らないのだが、まあ、一言で言うと
「なんでも、おーらいなんや」(紹音さんのモットー)で終わってしまうんや。

しかも、このかれいどすこーぷツアー2006のタイトルだって、紹音さんからFAX
が来る度に違う。一体どれがほんとなのか。「そよかぜにのって」「夏が始まる」
「旅の途中で」。

ということで、おーらいのツアー、尾張一宮、京都、岡山、福山、大阪、京都高去が
始まる前に、松井がCPJで最近とみによく行っている伊豆高原コロナパークと、勝手
にホームグランドとしている飯田キャンバス、というツアーになった。



5月30日 伊豆高原コロナパーク

視力3、5、スーパドライビングテクを誇る割りには普段ほや〜んとしたコロマナナ、
いや、コロナママのやっているジャズっぽいええかげんさのあるこの、松井にとって
は一年以内にもう4回目となるコロナパークに、Junky Funk,Line Drive,Jackpotを
既に連れてきていて、初めてCPJ系でない、「かれいどすこーぷ」を連れてきてしまっ
たのであった。

コロナに着くと、リハ中に、必ずカタヤキソバが出るのが、コロナの特徴である。美
味しいのだが、松井にとって必ずひとつ難問が出るのである。
前々回は、「いんげん」、前回は「しいたけ」、そして、今回が「コンブ」。それら
を克服してからライブが始まるのである。

さて、いつも以上に、もう顔馴染みな感じのお客さんのほのぼの光線の中で行われた、
コロナ初のほんわか系、かれいどすこーぷライブは、今回のツアーの特徴であるMCを
中心に、たまに演奏というのんびりカジュアル方式で行われ、だんだんみなリラック
スしてきた。わざわざジョビンのボサとかやってるのに、一番評判よかったのが、松
井オリジナルのSimplify Your Lifeというのが意外だった。

打ち上げでは、超常連となってきていてもう勝手にビールをつぎ放題していたラーメ
ンやさん「花音(かのん)」の夫婦と、ボサノバ好きなおかあさんに連れられてきて
いて、たまたま偶然同じ漢字で、「花音(かのん)ちゃん」という小学生の子が居合
わせるというシンクロ。金目鯛などのお刺身満載の超食いきれなくて悔いの残りがち
なコロナの打ち上げは、「私も、Just One of Those Things歌えるようになりたい!」
と言うドラムがメインなコロナママの周りに集まる伊豆じゅうの、型にはまってない
連中が集ういつも楽しい空間であった。





5月31日 飯田キャンバス


昨日の時点で伊豆まで来てたからちょっと山を越えていけばすぐだと思っていたのが、
とんでもない。 静岡の本川根から、山を幾つも幾つも越えて直線的に絶景をかきわ
けて優雅に行こうと思ったが、途中の時点であまりにも時間がかかり、だんだん青く
なってくる。

悔しいが、山道は諦め、ちょっと静岡の南側の東名沿いまでもどり、一番嫌いな高速
に乗ることにした。

ところがそれでも、この調子だと、いつもキャンバスに到着する17時はもちろん、
開演時間である20時も危ういという状況は続く。そこで神の手が、、、。東名から
中央高速に早い時点で乗り移れる、「東海環状線」なるものがたまたま開通していた
のだ。これで大分ショートカットをしてしかもノンストップで激走。なんとかかろう
じて20時5分前に到着。生涯無遅刻無欠勤の神話はかろうじて保たれた!?

自分にとっての勝手なホームグラウンドな飯田キャンバスにとうとう、東京にすらま
だちゃんと登場していない「かれいどすこーぷ」を登場させることになるこのライブ。
CPJ慣れしたキャンバスのメンメンに、このほよ〜んとしたかれいどすこーぷでひざ
かっくんしたような夜だった。

最近も更にどんどん増えるなぞのキャンバススタッフ。ベテランスタッフは、松井が
来るととりあえず、腹鼓を打つので、そこらじゅうでみな腹をたたいてる光景が見ら
れる。「松井がきたら、とりあえず腹鼓うっとけ〜」

ここの、オーママ、チュウママ、コママの中のコママ(ほんとはエミ?)に、松井の
新しいサインのデザインを創ってもらった。松井の直線系サインと対照的な、曲線系
でなかなか斬新なのだ。これいいじゃん。2回目以降のサインに使おう〜これ。




6月1日 尾張一宮 金竜寺


飯田から西に行く時は最近よく寄る、小里湖畔の道の駅「山岡おばあちゃん市」の、
超ゴージャス40品目定食に久しぶりにありついて、元気をもらってから、難なく今
日の集合場所、稲沢駅へ。この稲沢駅、なんとも驚くような近代的オブジェのついた
立派な駅舎になっており慌てて写真を撮っていると、そこに、おーらいレコード社長、
清水紹音が突然現れ、今日の金龍寺の主催者とも出会う。お寺だけに主催者にはお坊
さんらしい人がくるのかと思えば、意外に若い、怪しいおじさんであった。

なんだかわからないまま、そのおじさんの車についていくと、金龍寺が忽然と現れる。
薮蚊に刺されながらお寺に入ってゆくと、PAもあれば、なんだか、ギターのエフェク
ターなんかもある。しまいにゃ、お家の中に入れてもらうと、なんだかギターが何本
もあり、なんだか、妙に、この家の住人になったような気になってくる。それがこの
金龍寺の特徴である。

前座に、これらのギターの持ち主であるここのせがれの高校生離れしたギターあり、
妙な寛ぎ感の中にて、ほのぼのしたライブの時間は流れ、そのあとの飲み会タイムに
も映像もありの、風変わりなお寺の夜。そして、飲んだあと夜中まで、遊びにきてく
れていた、Line Driveでゲストでレコーディングしたサックス粥川なつ紀も交えてセッ
ションとなるわ、そのあともなんだかたまたま初めてきた女子大生達が久しぶりに音
楽に接して興奮覚めやらず元気に話してて、とことん粘ったが高校生のせがれととも
に5時頃ダウン。社長の紹音さんなんかは12時過ぎぐらいの時点でだんだんとダウ
ンしていたがというええかげんな自由な睡眠形態。

もっと驚いたのが、5時から、9時ぐらいまで寝て次の朝起きて寺の方にもどると、
5時の時点と全く同じ位置で女子大生達はまだ会話していた。
「な、なんだ?おめーらわけーな。まさかオール?だいたい、おれが寝た時となにも
変わってないじゃん〜」おれが寝ていた4時間は、なかったもののように同じ空気が
流れていた。
しかも、この主夫(しゅふ)である怪しいおじさん、二宮さんもおきているではない
か、まさか彼もオール?途中寝てるよなあいくらなんでも。



6月2日 京都はちはちInfinity Cafe


京都の千本中立売あたりの小道を入っていって、そっから更に細い道に折れて、そし
て、そこから更に、「えっ、ここ曲るの〜???」みたいな道を折れて入ってゆくと、
ちょっとした森がある。そこには、ここ、本当に京都のまん中?と目を疑うようなこ
ぢんまりとはしてるが森や畑があり、なんとも、懐かしい古民家を改造したお店、
「はちはち」があり、ここは根本的にはドイツ風のパン工房なのである。

ここの存在は去年のQuipuツアーの中日に知って、昼間にこの妙に寛げる空間で昼飯
を食ったのは記憶に新しいが、それにしても、かれいどすこーぷにぴったりの空間で
はないかと思っていたし、なにせ辿り着きにくいところに行くのが大好きな松井とし
ては、京都でのお気に入りの空間。この日なんかは、ライブのセッティング(といっ
てもアンプを準備しただけ)後に、思わずそのままそこでごろんとうたた寝をしてし
まったぐらいである。

はちはちの奥さんや、なんだか最近よくお世話になってしまっている、京都の宿のお
かみ?である、コンテンポラリー芦屋画廊の痛快人生謳歌系のアリママを含め、なん
だかんだで顔馴染みの人が多い暖かいオーディエンスの中で、ほのぼの寛ぎの時が暮
れゆく。

 6月3日 岡山エルニド

小松菜に春菊、このあたりが強烈な苦味を出していた。

控え室に、ゴージャスなお弁当が用意されていて、その殆どが嬉しいことに野菜で、
野菜ばかりがところ狭しと並んでいる。ただ、そのうちの2つが、強烈な苦味で、お
れを鍛えてくれた。これは、自然食をこだわって出している、岡山はエルニドのオリ
ジナル弁当。お店で出しているヘルシーな野菜類から、適当にみつくろって弁当にし
て、というママのひとことでなにげなくスタッフが組み合わせた豪華野菜弁当だった。

というような、自然食にこだわりのあるお店は、おーらいのツアーでは結構縁がある
のだが、このエルニドの場合、松井がトイレの洗面台の写真まで撮ってしまう程に、
都会的で内装やカラーにもこだわったコンテンポラリーな空間で、それでいて食事は
健康的な有機野菜、と、ある意味、僕の、このツアーでも演奏してきているTension
Cityのテーマである、「都会と自然」の両立がなされた快適空間であった。

今回のツアーでは、ここで初めてピアノも使い、ピアノとギターによる伴奏のかれい
どすこーぷは、一部、以前に岡山県の和気町でのライブの時のお客さんを含めた暖か
い聴衆のもとに行われ、緩やかな時間が流れた。しかも、打ち上げ時は、ヨーロッパ
を中心とするあらゆるワインで乾杯!



  6月4日 福山キオッチョラ

潮風とともに、風景が海に近付いている雰囲気、そして、町並みが時代劇の中の片田
舎の裏の路地をを彷佛とさせ、かなり入り組んでくる。小学校に車を停め、今度は徒
歩で墓地を抜けてゆく間に、ゆるやかな丘を下った先に海が見渡せて、寺院の点在す
る忘れられたような漁村が顔を覗かせる。

路地は更に狭くなり、けもの路と言うに相応しいような、道幅にして50センチぐら
いの、家々の軒下をかすめる細い通りを突き進むと、鞆の浦の港町の絶景を欲しいま
まにするセレーヌという喫茶店があった。そこではまさに昼間のクラシックのライブ
が開催中で、かれいどすこーぷも、最後に乱入して歌うことになったのだが、なんと
もほのぼのした、海を長めながらの優雅な空間で、福山からあまり遠くないのをいい
ことに、この日の昼間はここで寛ぎまくることに。

そこに辿り着くまで知らなかった土地、鞆の浦。かなり古い町並みが残っている海沿
いの漁港。セレーヌから坂を降りてまた細い路地を伝って海側に出て、脇道という脇
道をゆけば、タイムトリップしてしまうような、船の一部であった材木を使った建物
や白壁のゆかしい家々のわきをかすめ、寂れた商店街に行きつく。その商店街ですら、
空いている店はあまりなく、おだやかな時間が流れてゆくこの土地の雰囲気は、知る
人ぞ知る自然の美観地区になっている。なんとなく九州は宮崎の近くの、美々津(み
みつ)重要歴史的建造物群保存地区を偲ばせたが、それよりも更に飾り気のない自然
体なところがなんとも美しかった。



  6月5日 伊原 もすけさんち

福山でのライブから直接、夜のうちに、今日の滞在先へと夜道を山の中へと向かって
ゆく。おーらい社長、紹音さんは何度も行っている筈のもすけさんちへのアクセスは、
なかなかに難解で、やはりどうも迷っているようだった。紹音さんはおもむろに電話
をする。
「○○酒店ってのがあって、その前にある自動販売機を左にみてとまっていますが、
これはあってますか?」
などと、およそ頼り無い目標物を頼りに車は進む。結局最後にはもすけさんの奥さん
のお迎えを仰いで、最後は家一軒ない山道をぐにゃぐにゃ進み、車一台やっと通れる
ような路をぐいーんと登って辿り着く、なんとも奥まったところにそのもすけさんち
はあった。

かなり辿り着きにくい山奥にきて、気がつくと、陶芸家であるもすけさん一家以外に
も、陶芸を勉強中のアメリカ人であるカルロスや、福山の町中から喧噪を逃れて滞在
して植物採集などをしているおばあさんなど、いろいろな人々が滞在している。ここ
は、なんだかまたなんともつかない不思議な空間で、もすけさんという人は、どっし
りとかまえた寛容な人で、来る人は拒まず、というような姿勢で生きているようであっ
た。なぜか、この山奥で、英語でしゃべらナイトとなり、朝へと突入。カルロス曰く、
911にペンタゴンの方を爆撃したのは、アメリカ自身であり、911の全ては把握
されていて、もともとアメリカ側が鍛えたアフガンの特殊部隊が911に真価を発揮
した。アメリカは狂ってるから、あんな国に住みたくないんだ。と、なんだか初対面
なのに熱く語った。

5日の朝、やや二日酔いで昼間におきてきては、おれだけ遅れた朝飯をいただき、終
わると、みなの昼飯の時間なので、これもまた頂いた。そして長〜い昼間は、縁側の
あるひろ〜いリビングにて、もすけさんも、紹音さんも祐希さんも、ぼーっとしなが
ら過ごす。うむ、これぞ寛ぎ。なんとも時間が止まったような日。かれいどすこーぷ
ツアー唯一のオフ。

夕方には、車を走らせ、今度は、鞆の浦のちょっと西側にある海沿いの絶景喫茶、
Cafe59へ。Ondo Ondo(音戸音頭)を書いた音戸町以来かと思われる瀬戸内の風景
を久しぶりに拝む。


  6月6日 大阪空堀土庭

どうせならもうなくなってしまうビルの1室でライブをやろう、と、もうあまり使わ
れていないビルの中で、土を敷いた空掘土庭でのライブ。なんとも、もう顔馴染みの
大阪の方々の前で、ほとんどシークレットライブ。表向きほとんどこのライブの情報
は公開されていない中、演奏者もなかなか場所がわからないのに、よくきていただい
て、感謝感謝。この特殊な環境で、暑いので、窓を空けて演奏するが、そうすると外
は大阪の大都会、車の音に小音量のかれいどすこーぷはかき消されそうになる。窓を
微妙に空けたり閉めたり調整しながらのライブ。これも初体験。打ち上げ自体もこの
場で引き続き。なんだか、今まで、関西でのあらゆる方面でお世話になった主催者や、
お客さんに同時に巡り会ったような不思議な気分の夜。


  6月7日 京都たかさり工房

やはりなんの手がかりもないような山道は続き、京都と言っても奈良との県境に位置
する高去へ、奈良側からまわってくる。やはり紹音さんは電話をしている。
「小学校?バス停があって、、、、、そやな。あ、そっかそんなんがあるんや。」
となんだかまあ頼り無い会話をしてたが、突然、
「あ、それや、たぶんそこの路を入っていくんや。確かそうやったわ。前にきた時に
えらい鋭角のところがあって、何度も切り返して行ったんやわ。」
とか、いってるうちに、なにもそんな切り返しはないまま、、、、たかさり工房が現
れた。結果おーらい。おーらいレコードだ。

という具合になかなか辿り着くのが困難なこの山中に、ライブの時間となると、一体
どうやってこられたんだろうというようなおおぜいの方々が、平日昼間だってのに集
まっている。どうなっているんだろう。しかも、みなノリがいい。スタンダード曲だ
と、全部英語の歌詞を覚えていて一緒に歌っている女性もいるわ。松井オリジナル
のJu-la-pi-lu-ka-cha-di(じゅらっぴるかっちゃでぃー)のかけ声は全員やってる
わ。

終わってから、ひとりのおじさんは、CDを買いながら、
「あの「Ju-la-pi-lu-ka-cha-di」ってのはいい言葉や。」とにこにこしながら言っ
ているので、「CDにも、2曲目に入ってますよ〜。」というと、
「よかった〜」とすごく純粋に喜んでくれた。
言いずらい言いずらいと言われていた松井語も、ここでは、おーらいなんや。


  7月24日 かれいどすこーぷ at 大阪狭山 「藍」

   〜〜〜ビバ!名阪!〜〜〜

景色だけとっても名神よりずっといい上に、タダ!
大阪狭山は意外と南だということで名古屋から乗った名阪が快適で正解だった。時間
の余裕が全然ないので、見晴らしのよい高峰サービスエリアで眺望を一瞥し、ミニ柿
の葉寿司を調達し、さあラストスパート!

それにしても今日からの長期ロードの前しわ寄せで、ここんとこJJ(スクール)での
レッスンが集中し、その合間に近場ライブもあったり、23日は、10時間ものレッ
スンが集中し、夜中に機材積み込みアーンド準備だったせいでとにかく、ほとんど寝
て無い状態で、移動開始したので、殆ど休憩する間もなく大阪狭山へ(眠〜い)。

おそばとジャズ、という比較的珍しい組み合わせは、いつかの八戸でのライブ以来か。
ということで、かれいどすこーぷ2006方式でかなりカジュアルを極めた形で、ほ
のぼのとライブは進行。全く知らないお客さん達を前にして、アットホームな時間が
過ぎ行く。

  7月25日 かれいどすこーぷ at 大阪狭山 「藍」

  〜〜〜それでいいのか中百舌鳥(なかもず)〜〜〜

大阪には何度も何度も来ているのに、大阪の街を全然把握してないままでいた上に、
道頓堀や通天閣ってのも行ったことがなかったので、この期に、通天閣を目指してお
電車に乗ることにした。
まず、大阪狭山方面からは、中百舌鳥(なかもず)で乗り換えて、そっから動物園前
へ向かうと、そっから通天閣が近いらしいことを聞いて、中百舌鳥へ。しかし、考え
てみると、中百舌鳥の百舌鳥は最初読めなかったが、なんかヘンだ。3文字なのに、
2音節、音がどう割り振られるというのか?音節の数より漢字の数が多いってこと、
許されるんだっけ?

それはいいとして、生まれて初めて通天閣に登る、エレベーターに乗る前の、タワー
の2階なんかは、なんだか単行本の古本が100円とかで売ってたり、なんだかおよ
そタワーと関係のない、高校の文化祭並みの渋さ!

上からの眺望は、昼間だから、まあ、って感じだが、高いところが大好きなタワーマ
ニアとしては、これで、東京タワー、名古屋タワー、京都タワーに続き制覇し上機嫌。

串カツを大阪流に食らった後、うろうろしてると、脇道にコーヒー50円、とある。
一体なんなんだ、と向かってゆくとまず、缶コーヒーが70円、そして、カップのコー
ヒーは50円なのだ!缶の方は、「1、2のサンガリア」や「みっくちゅじゅーちゅ」
とアホらしいCMで関東にも知れてるサンガリアで、あまり安いので心配になって飲ん
だが、ある意味最近の120円のまずい缶コーヒーよりかえって懐かしい路線に許せ
る味。

その後、レトロな喫茶店がいくつかある中で、厳選して入店。そこでも、コーヒーは
安く、しかも、これがなかなか旨い。そして、串カツ食ったあとだっちゅうのに、最
近なかなかないナポリタンを、これが意外となかなかいける。

全体的になんでも安くてレトロなのがこのへんの特徴だったが、それにしても、東京
タワーの土産物やさんにしても、名古屋のタワーにしても、なんでこうも揃って、も
しくはわざと古き良き日本をほのめかさんばかりにレトロなのか!

夜は、同じ場所で全く違うお客さんの前にて演奏。


  7月26日27日   移動日  井原「もすけさんち」

九州に入ってからのやや硬派なプログラム用に、Bumpy Vampの歌詞をさんざんさらい
まくり、、、、、、。うう、むず〜。というかなかなか口がまわらないもんだ。


  7月28日  福岡New Combo

猛暑の福岡に入って、一本目はNew Combo。毎日、そして、東京からも頻繁にプレイ
ヤーがきている老舗で、雰囲気もジャズっぽい感じ。しかも、グランドピアノがある
ので、かれいどすこーぷのギターアンドピアノバージョンとすることに。

しかも、昨日とおとといの移動日の間に考えて、Bumpy Vampという結構CPJっぽい曲
を歌えるように仕込んでおいたり、Bird's Eye Prospectsなど、難解系のFjord
Sound曲も織りまぜて、かなり硬派な雰囲気のかれいどすこーぷに。初めての土地だ
けにかなり入りが悪い中、かなりコアなお客さんが高濃度で聴いてくれ、明日の熊本
もくるとかこないとか?



  7月29日  熊本Art-Plex


一昨年の冬、かれいどすこーぷのツアーに合わせて、単独でのArt-Plexで、この主催
者と出会ったもんだ。主催者の葉山さんと、渡辺さん、肩書きは(もともと弱いので)
忘れたが、ノリがとにかくヘンなとこがなんともよいのだ。多分同年代だろう。

今回は初めておおがかりな、かなり熊本の街じゅうでやってるぞ〜みたいな企画に参
加。かれいどすこーぷは、2ケ所で演奏。一ケ所目は夕方まだ暑さがシビアな中、見
覚えのあるスターバックス前。2箇所目は、街中のいけてる喫茶店(イタメシ屋?)
の前である。

なかなか不思議な雰囲気の中のかれいどすこーぷ、結構暑さにやられながらも、そし
て、結構至近距離からくる他のバンドのドラムの音にめげることなく、完奏!

きていた知り合いのお客さんと接したり機材をホテルにもどしている間に、夜のジャ
ムセッションが始まっている、自分も、予定外だが勝手にドラムで乱入。それまでか
なりオーソドックスなノリが続いていたので、ほんの何分か叩いた間に、あらゆるポ
リリズム(2、5拍、1、5拍、0、75拍などなど)満載してみたが、一体何人気
付いただろうか。

ゴージャスな本打ち上げの後、2次会においては、ヘンな主催者達、葉山さん、渡辺
さんと、妙な話題で盛り上がる、熊本付近の国道3号線沿いのドライブイン「うわさ」
というところがなんとも渋いらしいとか、ちょっとVOWなドライブインや、エキサイ
ティングタカハシをはじめとするレアなコンビニの話題でにやにやと盛り上がれると
いう、やっぱり、ヘンな人たちだ。


  7月30日  トドロの滝


熊本から鹿児島への移動は、球磨川沿いを狙っていたが、直前の大雨の影響で土砂が
崩れたのか、水の色がかなり濁っていて、しかも球磨川沿いの道路が途中で決壊して
いた。仕方なく途中で、球磨川からやや逸れてゆくと、なんとたまたま見た球磨川の
支流の水は逆かなり美しく透明さを保っているではないか。うう、逸れてきてよかっ
た。

そして、更に南、人吉市の中心からかなり南に下ったあたりに忽然と現れたのは、
トドロの滝。これほどダイナミックな滝つぼを持った深閑な滝があっただろうか?い
や、、、、ない〜〜〜。


  7月31日  鹿児島キャパルボSRホール

  〜鰻池、池田湖、開門岳、7階にある表札〜

ライブ当日の朝も、鹿児島近くの池田湖のおまけのような鰻池に。有名な池田湖が結
構大味で淡白だったのに対して、この鰻池がなんともいい味を出しているではないか。
湖沼フリークとしてなかなか印象に残る池だった。

さて、鹿児島ではライブをするのは初めてだが、キャパルボSRホールという、キャパ
ルボビルというビル自体が鹿児島の個性派のお店が集結したような自由な雰囲気のビ
ルの中にあるホール(ライブハウス)でやる運びに。

ここで驚いたのが、ビルの7階なのに、控え室はこのお家、とか言って主催者が扉を
開くとなんと完全に普通の一軒家のような構造になっているセクションがあり、気が
着けばその入り口には、表札まであった。かつてはオーナーがここに住んでいたとか。
なんとも妙なおかしさがこんなところにも。

なかなかにあっとホームな雰囲気で、九州最後の一本に相応しいほのぼのライブとなっ
たが、やはりキーボードがあったので、Bird's Eye Prospects、Bumpy Vampなど、硬
派な曲も織りまぜてのかれいどすこーぷとなった。

打ち上げには、同ビル内のPontaというお店に。ここでも結局サックス吹きのマスター
と酔っぱらい的ボサノバセッションが、、、、、、、。


  8月1日   大河内峠、五ヶ瀬川

地図で見るとたいして距離のない道でも、標高差によってはかなり時間がかかる、と
いうのは明らかなのに、また引っ掛かってしまった、鹿児島から北上するのに、人吉
の東側から北上し、山中に入ってゆくと、道はあちらこちらで決壊していてあっちも
閉鎖こっちも閉鎖という状態でどんどん東に流されてゆく。大河内という峠があり、
ここを越えるのにも、あちらこちらで決壊した道路の補修工事が進行中で、時間指定
でしか通れないとなっているところもあり、こうなったら、この、深みのある山中の
景色とともにゆっくり進むしかないと、よい河原があるとちょっと出てみたりしなが
ら進んだが、予想をはるかに超えた時間がかかる分、予想を遥かに超えて景色が素晴
らしい地域だ。大分経って、標高差のあまりない道になってから気づいたが、かなり
空腹になってきていた。店なんてものは長いこと見てないと思っていた時に、南郷村
というかなり山奥の村の集落が出てきて、ここにスーパーがあって、やっと食料にあ
りつく。

そのあとは、もうええかげん時間がかかり過ぎなので、できるだけ標高差のない道を
選択して、五ヶ瀬川沿いに向かう。有名な高千穂峡へのアプローチのこの五ヶ瀬川沿
いは通ったことがなかったが、この五ヶ瀬川沿いの道が、かなり標高差のあり、雄大
な川を見下ろす光景がなんともダイナミックで、意外と、今は泥水になってしまって
いる高千穂自体よりもよいのでは。


  8月2日  原尻の滝、耶馬渓


長いこと憧れていた原尻の滝や、耶馬渓をかすめて北上して、また福山へ向かう日で
あった。原尻の滝は、大分のナイヤガラという感じの滝で、個人的にはナイヤガラよ
り好きな滝なのに、九州の人でも大概知らないのが不思議。知らずのうちに、自分が
滝フリークになっているのか。それに比べて、昔自分が外人向けのガイドの勉強をし
ていた頃から有名な観光地となっていた耶馬渓は、これまで見てきた南九州からする
とちょっと霞んで見えた。やはり、いかにも観光地、という風に開発されるのはどう
もいかん。


  8月3日  大阪ESPACE

このツアーも、まだまだ遠い先であろうかれいどすこーぷの2ndCDのジャケネタ風景
写真をごっそり撮り(これも仕事のうち)再度大阪へ、今回のオーラスは、お洒落な
カウンターバーESPASE446だ。

ここでも、PAなしでの演奏を展開し、しかも、大阪方面での常連の人たちを前にリラッ
クスした感じで演奏。

やや打ち上げ的には、ここもライブ会場となりうるなんだかヨーロッパっぽい喫茶店
で、ピアノがあるし、これまた夜中に、なぜか演奏する流れになり、これまた酔っぱ
らった勢いでヨーロッパに因んで、ノルウェーで書いた渋いバラードVinterhavnを披
露。意外なことにかれいどすこーぷのレパにないVinterhavnがこのツアー最後の演奏
となった。