![]() |
||||||
「Kaleidoscope」/かれいどすこーぷ
|
  |
ようこそ! kaleidoscope かれいどすこーぷ webサイトへ 【NEWS】 Live情報(2008/7/7. Please Click) Tour Report!(2006/10/10. Please Click) 〜かれいどすこーぷ東北北海道ツアー2008より〜 没個性の撲滅へ 意外と長かったかれいどすこーぷ2008ツアーの最終打ち上げが、釧路ジスイズ の、ライブ会場自体より広いという、かなりユニークな控え室で行われていた。たま に感じることだけど、この場面では、打ち上げに参加していた十数名ひとりひとりが かなり自分勝手に喋っていて、ひとりひとりの勝手なパワーを発していた。6年ぐら い前の奈良県大宇陀町でのライブの打ち上げで、同じような光景があったのを思い出 した。 ふと気づいたのが、この人たちの居方は正しいけど、これって意外となかなか見か けられないということ。自分自身がはっきりある人間が少な過ぎるような気がしてき たのは、気のせいではないようだ。 音楽的には、今年のかれいどすこーぷは、「知らない曲」というのにどうしても抵 抗のある大多数の人に向けた布陣で臨んだ。シューベルトの野ばら、エーデルワイス などを初めとして、多くの人が知っていそうな曲も取り入れ、それでもそこに「自分」 がなかったらわざわざ自分がやる意味はないと思うので、自分流のアレンジで。もと もと作曲を重視した活動をしているので、自分の曲以外の曲をやる時間や興味がない 中で、それらの曲は潤滑油になったりする。多くのジャズマンがよくやってきている ことでもあるだろうけど、その大半はある意味仕方なくやってきていること。その潤 滑油の効果あってか、今年のライブは、あちらこちらで「聴き易かった」という声が あった。取りあえず、「そよかぜレーベル」としては当面ここに照準を定めようと思っ たツアーであった。オリジナル含有率3割というところか。 音楽から離れて寄り道したいろいろなところでも、いろんな地域での人々の生活が 垣間見られた。 室蘭のトッカリショというマイナーな景勝地は、最後は海へ向かって崖を下って細い 道歩いてを行かないと辿り着けないところだけど、その先の海際にも家があり、こん なところにも住んでいる人がいるのか、と思っていたら、帰りに崖を登ってゆく時に なんだか制服を来た、このロケーションにはとても似つかわしくない女性とすれ違っ た。なんだか浮いてるけど、一体このひとけのないところに何の用があったんだろう、 と思っていたら、登り切って車について、やや息もハーハーいってるところにその女 性がやはりゼーゼー言いながら追い付いて登りかえしてきてわかった。郵便やさんだっ たのだ! 「大変ですねえ」 「はい。」 「まさか毎日ここに配達あるんですか?」 「はい。運がいい時は毎日のように」と明るく答えて、苦笑いしながら颯爽と去って いった。民営化されると採算の取れない仕事が除外される心配があったりしたが、と んでもない。車の辿り着けないところへも、ゼーゼー言いながら配達は続けられてい た。 東北の、海の見える椿山温泉の、殆ど地元の人しか入ってない露天風呂にて、知ら ないおじさんが、海の遠くの灯りを見ながら、 「あれは、イカ釣り漁船なんだよ」とかなりの訛りで言ってきた、、、、6秒ぐらい 考えて、そういってるんだとわかった。 「今はアブラがたげ〜から、まいぬづアガズだよ(毎日赤字だよ)。アガズってわがっ ででも、従業員抱えてるから漁に出ないとならねんだよ。ま〜いぬづアガズだ」 「そ、そうなんですか、、、、それは大変ですねえ、、、、、、、、。」 原油高はしょうがないが、仕事が赤字になってしまう深刻な状態の人に構わずどんど ん課税してゆく政府はほんとに許せない。 今回のツアー中、洞爺湖近辺、いや、洞爺湖から札幌の間あたりの全域におびただし い数のパトカーや護送車が出回っていて、あちらこちらで検問をやっていた。怪しい 車に見えるのか、品川ナンバーだからか、毎回必ず止められ、ひどい時は車の中まで チェックされたが、神奈川県警、鳥取県警だとか、とにかく日本中から警察が長期間 に渡って北海道に集中しているような有り様だ。環境問題自体は重要だけど、一体全 体ほんとに役に立つ会議なのかわからない、何の根拠もなく温暖化CO2説が大前提に なっている上でしか話しの進まない、あらゆるエコビジネスの温床とも成りうるサミッ トにこれだけのお金を使ってしまうんだったら、「アブラがたげ〜からまいぬづアガ ズ」な人や、失礼にも後期高齢者呼ばわりされた人や、具体的に現状が深刻な人を救 うような地道なことに目を向けないとだめだ。しかも、6月の早い時点から検問の練 習みたいな状態でかなり無駄に警察を配置していて、全く意味のない検問を繰り返し ている状態であった。政治家自体の贅沢を含めて、価値のないことにかけるお金は常 に膨大だ。 マッカーサーが日本人の没個性化を推進した説もあるらしいぐらいに、見事なまで に、没個性化しているのが戦後の日本だと思う。中学高校の頃など、トイレに行くに も友達と連れ立って行かないとならなかったり、人と違うと批判したり、テレビで評 判のよいものを簡単に信じちゃったり、学校でリコーダーを忘れちゃったので先生に 怒られに行くにも友達が付き添ったり、そして自分の意見が全くなかったり、もしく は、あっても言わなかったり。 全てものごとは、個人個人が自分で判断しないといけない。判断する力がなかったら 養わないといけない。そういう意味では、冒頭の、釧路ジスイズの打ち上げに来てい た人たちはみなずうずうしくも自分を持っている人たちだったような気がする。そし て、それを比較的珍しい光景だと思っているようじゃおかしいと思うけど、よそもの の多い街、釧路にジスイズのマスターの吸引力で集まってきたパワーを持った人間の 集まりなようだ。 没個性を問題視する論議は意外とよく見られるけど、それを問題視している張本人で すら、うっかりすると自分で判断したことでないはないことで動いたりしている場合 がある。相当に意識を強くしっかり持っていかないと都合よくメディアに踊らされて 見えない力に支配された人生になるので、気をつけないといけないと思う。没個性を 撲滅して個人力を高めて欲しい。
|
  |
【プロフィール】
![]() 前田祐希 ![]() 松井秋彦 【バンド結成経緯】
![]() 【ライブ情報】
![]() |
||